今までにないような華やかな香りと、綺麗な濁色を持つナチュールワイン。美味しいナチュールワインを気軽に飲めるお店も都内にはどんどん増えてきましたね。
ワインの香りに包まれる優雅な時間はなんと至福の時間でしょう。そんなワインと中国茶には多くの類似点があるのをご存知ですか?
今回の記事では、親和性の高いワインと中国茶について一歩踏み込んだ内容で説明しています。少しだけ専門的な内容もありますが、気軽に読めるようにしていますので、いつものようにお茶を片手にベッドにでも腰かけながらお読みください。
中国茶の生育条件「気候や土壌」
「このヴィンテージ(年)のこのワインは非常に良い出来です」
ワインが好きな方なら、このような言葉を聞いたことがあるかもしれません。
これはその年の気温や雨量のような葡萄の生育環境が適切であったり、収穫前の気候にワインの質が大きく左右されるからです。しかし、原料の質が外れの年であっても、醸造家の腕によってはとても美味しく仕上がる事も往々にしてあります。
これは中国茶においても非常によく似ており、同じ茶樹から採摘された茶葉であっても、その年の気候条件によって味が大きく変わってしまいます。もちろんこれもワインと同じように、腕の立つ職人が製茶したものは、外れの年であっても美味しいお茶へと変貌を遂げることがあります。
ワインに造詣のある方なら知っているかもしれませんが、「シャンパン」はフランスのシャンパーニュ地方で、特定の醸造方法で作られたスパークリングワインしか名乗ることが出来ません。中国茶にもこれによく似た傾向が多数見られます。
例えば「武夷岩茶」は福建省に位置している、非常に美しく険しい岩山「武夷山」の特定の地区で摘まれた茶葉を製茶した烏龍茶しか名乗ることが出来ません。
※実際には特定の地区外で採摘された茶葉を使った「武夷岩茶」も多く出回ってしまっているのが現状です。
一つの地区や同じワイン農家が白ワインと赤ワインのどちらも作っていることは、特段珍しい事ではありません。しかしその点、中国茶に関しては一つの地域や同じ畑で「プーアル茶」と「烏龍茶」のように違うカテゴリーのお茶を生産することは殆どありません。
気候や土壌によって栽培に適した品種があるように、基本的には一つの地域で単一の品種が栽培される傾向にあります。「ここの茶園では白茶のこの品種しか育てていません」といったようにです。
様々な特徴を持ったお茶の種類が無数にあるのは、国土の広い中国ならではで面白いですね

ワインと似ている楽しみ方
さて、ワインと中国茶は製法だけでなく、そのものの楽しみ方も相似している点が多々あります。
以前の記事にも書きましたが、日本茶は日本酒と非常に共通点が多い飲み物です。そして、中国茶はワインととても共通点の多い飲み物だと言えます。
日本茶や日本酒は香りはもちろんですが「旨味や飲み口」を表現する言い回しがよく使われます。一方で、中国茶やワインは「香り」を表現する言い回しがよく使われます。「バラのような香り」「ナッツのような香り」のようにお茶やワインから感じる香りを似ているものの香りに例えることも、両者にとっての共通点となります。
また、中国茶とワインには「タンニン」や「ポリフェノール」といった共通している成分が多く含まれており、渋みや苦味を適度に感じることができます。飲み物に相性の良い食べ物を合わせることをペアリングと言い、特にワインを語る上で親しまれている言葉ですが、味や香りに重きを置いている中国茶でもペアリングは非常に効果を発揮します。
ワイングラスはワインの香りを最大限に楽しめる為に形成されています。グラスを鼻に近づけた時に立ち上る香りや、グラスに注がれた液体の美しい水色を楽しむのにワイングラスはとても向いているアイテムです。
いつもと少し雰囲気を変えたい時は、お茶にあう食べものと一緒にワイングラスで中国茶を飲んでみてはいかがでしょうか?
【関連記事】中国茶と日本茶、台湾茶の違い >
中国茶の価値と価格について
まず価格についてです。日本茶で100g数万円もするお茶は殆どありません。
これは日本酒でも同じで、高級なものでもある程度の値段の天井が存在します。ワインは1本数百万円のものが存在しているのは知られていると思いますが、中国茶も同じで100gで数百万円の値をつけるものも存在するのです。では、一体なぜこのような値段に跳ね上がるのでしょうか?
理由の一つはワインやプーアル茶のような一部の中国茶は長期熟成に向くということが理由にあります。長期熟成に向いている中国茶の代表といえばプーアル茶です。保存状態の良い何十年も前のプーアル茶やワインは希少価値が高くなり、投機の商材としてみられてしまうこともあり、値段が上がってしまいます。
また、中国のお茶愛好家の中でよく知られているような「生産量が極端に少ない」お茶には高い価値がつきます。そのようなお茶は本来は市場に出回ることは珍しく、お茶の関係者や政府の関係者の間で消費されることが多くなります。
「生産量が少ない」「長期熟成向き」
上記が大きなキーワードになります。このようなお茶は愛好家にとって喉から手が出る程欲しいものなので、とても高い値段がつきます。更に長期熟成に向いているので、何十年と保管していても価値が下がることなく、むしろ価値がどんどん上がるという仕組みになっています。
ここだけの話、中国では賄賂のような形で高級茶を贈与することもあったりするのだとか。

ワインが好きな人はワインを楽しむ時のように、ぜひ一度気軽に中国茶を飲んでみてはいかがでしょうか。お酒が苦手な方は、お酒の代わりにフワフワとした中国茶の香りに包まれてみて。優しい香りが心地良い茶酔いへと導いてくれるかもしれません。
この記事に書ききれなかったことも含め、中国茶とワインにはまだまだ多くの共通点があります。いつか中国茶がワインのように皆さんの生活に寄り添い、もっともっと身近な存在になる時が来ますように。
Photo: Rintaro Kanemoto
中国茶専門店Haaは、
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糸井重里さんが主宰するほぼ日刊イトイ新聞のほぼ日Liveコマァ〜スでゆるりと「お茶会」を開催いたします。オープンよりお取り扱いいただいている「中華可菜飯店」の店主でもあり、フードクリエーターの五十嵐可菜さんと、ほぼ日Liveコマァ〜スのみなさまとたくさんお茶の話を。お店のシンボルでもある円卓を囲みながら、お茶に合うお菓子だったり、お店の話だったり、お茶の歴史だったり。お茶酔いするまで語り尽くします。配信中にご紹介するのは「鳳凰単叢鴨屎香(烏龍茶)」「白牡丹(白茶)」「正山小種(紅茶)」の3種類。お茶会で飲んだ中国茶は「ゆるりとお茶会セット」と題し詰め合わせにして限定販売いたします。最後のひとくちを飲んだあと、は〜っとしあわせなため息が出る「Haa」の中国茶。ぜひ一緒に体験してみてください。
中華可菜飯店でゆるりとお茶会
今回は、東京・永福町にある中華料理店「中華可菜飯店」にてロケ配信を行います!販売するのはお店でも提供されている「Haa」の上質でおいしい中国茶。烏龍茶、白茶、紅茶を飲み比べたり、お菓子のペアリングを楽しんだり、一緒にゆるくお茶会をしませんか。
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今回生配信する場所は、東京・永福町にある中華料理店「中華可菜飯店」。お店で提供されている「Haa」の上質でおいしい中国茶を楽しみながら、お菓子を食べたりお茶について語ったり…ゆるりと「お茶会」を実施します!お茶会のメンバーは乗組員とぼうに加えて「中華可菜飯店」店主の五十嵐可菜さん「Haa」のオーナーの野崎雄さんの5名。お店のシンボルでもある円卓を囲いながら五十嵐さんと野崎さんに中国茶の魅力を教わります。配信中にご紹介するのは「鳳凰単叢鴨屎香(烏龍茶)」「白牡丹(白茶)」「正山小種(紅茶)」の3種類。お茶会で飲んだ中国茶は「ゆるりとお茶会セット」と題し詰め合わせにして限定販売いたします。最後のひとくちを飲んだあと、は〜っとしあわせなため息が出る「Haa」の中国茶。ぜひ一緒に体験してみてください。
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茶葉にお湯を注ぐと、ふわっとしたいい香りが鼻を掠める。この感じ。過去に嗅いだと思う懐かしい香水の、かすかな匂いを感じたときと似ている気がする。香水がトップノートから香りを移り変えるように、お茶も淹れたてと、少し時間が経ってからとでは、また違った香りに変化する。はじめは茶葉の表面についた香りが、茶葉にお湯が浸透してくると、茶葉に含まれていた香りの成分が溶け出して、本来の香りが立ってきます。香りは、鼻の粘膜から脳に伝わって自律神経を刺激し、それが私たちの心や身体に快・不快の感情を与えるといわれています。好きな香りのアロマを炊いて落ち着くように、お茶の香りも私たちの心を癒してくれます。今回は、そんなお茶と香りの関係について書いてみようと思います。
日本茶の香りと水色
日本茶の香りには大きく2種類。1つはお茶本来の香り。もう1つは火香と呼ばれるものがあります。製茶の最終工程でお茶を乾燥させるために火入れをするのですが、その際に醸し出される香りのことを、火香といいます。お茶に熱を加えることで、50種類以上の成分が生成され、独特の甘い香りが生まれるのです。例えば、火を強く入れると香ばしさや甘い香りが増しますが、新茶のような新鮮な「青臭み」は減っていきます。前者は湯のみに注いだ時の色「水色(すいしょく)」が、きれいな濃緑色になります。後者は、ほうじ茶になってしまう一歩手前くらいギリギリの「火入れ」をする場合もあるので、1970年ごろは「邪道だ」と言われたとか。湯のみに注いだ時の水色は、黄色味がかった「黄金色」になります。「青っぽい」お茶と「香ばしい」お茶。どちらにもそれぞれの魅力があります。
Haaのお茶の香り
茶杯の香りを大きく吸いこむと、刻々と変化しさまざまな表情をみせる甘い香り。そんな中国茶の虜になってしまう人は私も含め、とても多いに違いありません。ここからは、Haaのプロダクトの中で香りの強いお茶をピックアップしてご紹介します。茉莉花(花茶):ジャスミンの花の香り政和白茶寿眉(白茶):どこか儚い華々しさを感じることのできる枯れた桜のような香り正山小種(紅茶):バラのような艶やかな香り千島湖龍井(緑茶):炒った豆のような香り鳳凰単叢蜜蘭香(烏龍茶):濃厚なライチの甘い香り「お茶の葉だけでこんなにたくさんの香りが作れるわけないじゃない」と思われるかもしれません。でも、たしかに香りがするんです。本当に不思議ですが、これが中国茶の奥深さではないかと思います。中国茶の香りは、簡単に分類すると大きく4つに分けることができます。「草・豆の香り」、「花の香り」、「果実の香り」、「土・苔の香り」。これは大雑把な分け方ですからこれらが微妙に混ざり合ったり、或いは、この種類以外の香りに感じる方も要るかもしれません。この辺りは、なんだかワインに似ているのかもしれませんね。
香りを聞いてみる
これは筆者の主観的な考えですが、お茶はアロマと通じる部分があると感じます。眠る前にアロマを一滴垂らすと、良い香りが広がり、疲れた脳を癒してくれて、心がほどける。人間の自然治癒力を高め、疲れた心身を労わる、そんな効果がお茶にもあります。忙しない日々に余白の時間を与えてくれる。そして、その時間は自身と向き合い、対話する時間になります。アロマには、芳香。 香り。の意味以外にも(芸術品などの)気品。 妙趣。という意味があるそうです。「茶室は雅趣にあふれた造りになっている」なんて使うように、お茶にもぴったりな言葉なのです。お茶の香りは、空にした茶杯や蓮華などを使うとをしっかりと楽しむことが出来ます。このようにして香りを楽しむことを、中国では、「香りを聞く」といいます。茶杯が冷めるにしたがって、香りの密度が高くなるように甘い香りが変化をしていく。そんな香りの変化に静かに耳を傾けると、さまざまな表情が見えてきます。今夜は特別に、優しくあたたかなHaaのお茶の香りを聞いてみませんか。Photo: Rintaro Kanemoto Edit&Writing: 初音1998年、岡山県生まれ。およそ20年間綴っている日記を、1日ずつ届けるプログラム「断片日記」をおこなう。趣味はお茶を点てること。お部屋を作ること。中国茶専門店Haaは、公式通販オンラインストアにて販売しています。最新のブランド情報はニュースレターにご登録をいただくか、インスタグラムのご確認をお願いいたします。
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アスファルトをジリジリと焦がすような暑さの中で飲むコーラ。身体に良くないのは分かっていても、シュワシュワと弾ける炭酸に喜ぶ気持ちが隠しきれません。暖房無しでは手足もガタガタ震えてしまう、そんな凍れる寒さの中で飲む中国茶も真夏のコーラのように身体中に染み渡ります。暑くなればなるほど美味しく感じるコーラと同じように、寒くなればなる程美味しく感じる真冬の中国茶。冷たい空気の中で湯気がいつも以上にホワホワと立ち上る様を眺めながら、自分好みの濃さになるまでじっくりと抽出し、火傷しないように気をつけて。今回の記事では、冬に飲みたい中国茶をご紹介いたします。
身体を芯から温めてくれるお茶
寒い時には身体を温める、暗い色のお茶がおすすめです。発酵や焙煎のしっかり効いた烏龍茶や、紅茶、プーアル熟茶などは血行を良くし、身体の芯まで温めてくれます。取り扱いのあるお茶であれば、「正山小種」「鳳凰単叢蜜蘭香」が身体を芯から温めてくれる色の濃いお茶となります。ポカポカになりすぎて顔が少し火照ってしまうことも。また、空の色に合わせてお茶を選ぶ方法が冬でも活躍します。明るい時間には元気が出るような明るい色のお茶を。寒い時期は暗くなるのも早いので、暗くなってからは色の濃いお茶と飲み分けるのがいいかもしれません。
冬に摘まれる茶葉の種類
お茶の時期といえばいつを思い浮かべますか?「夏も近づく八十八夜」と歌にもあるように、八十八夜=立春を基準にそこから88日目が日本の新茶が摘まれる時期となります。八十八夜は日付で言えば、多少のズレは年によってあるのですが大体5月2日前後となります。と言えども地域や標高によって気候が違うので、場所によってはこれよりも早い4月後半くらいから採摘が始まることも珍しくありません。それからこちらも地域差はありますが、45日程度の間隔で2〜4回お茶を摘むことができます。この時期まで、お茶を摘むことはあまりないようなのですが、最後のお茶摘みは遅くとも11月初旬には終わることになりますね。
雪片と春摘みについて
では中国の場合はどうでしょうか。中国緑茶に関しては日本茶と違い、多くが3月〜4月の新茶シーズンの1度きりのお茶摘みとなります。それ以外のお茶に関しても多くが1度きり、種類によっては春〜秋の3度ほどとなっております。ここまでは日本茶とあまり変わらない印象を持つかもしれませんが、広東省の烏龍茶である鳳凰単叢は冬にも収穫をします。これは「雪片」と呼ばれ、同じ樹から摘まれるにも関わらず、春摘みのお茶とは大きく異なる表情を持っているお茶となります。春のお茶と比べると、雪片は一口含んだ瞬間にとても力強く茶の香りを感じる物が多い反面、余韻に関して言えば春のお茶に軍配が上がる傾向があります。最大瞬間風速: 雪片繊細さや余韻: 春摘みといったところでしょうか。寒い季節が苦手な方も多いかもしれませんが、そんな環境で飲む中国茶の美味しさを知ると、少しだけ冬が好きになってしまうかもしれません。難しい作法はなくても大丈夫。お湯を沸かして、マグカップを温めて。ティーバッグにお湯を注いで飲み進めれば、気づけば足先までぽっかぽかなんて。美味しく香って温かく。冬だからこそ、幸せなため息をつきましょう。Photo: Rintaro Kanemoto中国茶専門店Haaは、公式通販オンラインストアにて販売しています。最新のブランド情報はニュースレターにご登録をいただくか、インスタグラムのご確認をお願いいたします。
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日本のコンビニやスーパーマーケットのペットボトルのお茶の充実度に慣れていると、海外に行ったときに色々とびっくりしてしまうことがあります。それは欧米圏では、スーパーやコンビニに行ってもかろうじて紅茶のペットボトルを少しだけ見かけるくらいだったり、東南アジアではペットボトルのお茶が甘かったりすることです。近年では東南アジアでも甘くないペットボトルのお茶を少しずつ見かけるようにはなってきましたが、毎シーズンのように各企業が競って緑茶やほうじ茶の新商品を開発する日本と比べると大きな差があります。このような経験をすると、お茶というものが日本においてどれだけ身近なものなのかと再認識させられますよね。そもそも甘いお茶というのが想像出来ない人も多いかもしれません。ただ紅茶を甘くして飲んだり、抹茶を甘いラテなどにして飲むなど案外身近に甘いお茶は存在しており、近年ではタピオカの専門店も増えたことにより、嗜好品としての甘いお茶というものは徐々に広がりを見せています。今回はあまり甘くして飲むことの多くない中国茶を、甘くして飲んでみよう、という少しだけ挑戦も兼ねた記事となっています。
砂糖を使いたくない人に
とはいえ、なるべく普通の砂糖を使いたくないと考えている人もある程度いると思います。砂糖はどうしても身体によく無いイメージがあり、また体質的に合わない方も少なくはないでしょう。そこで白砂糖や三温糖よりも更に美味しく、そしてより健康的に甘いお茶を楽しむことができる方法をお伝えいたします。まずは砂糖の代替品として使えるものをピックアップしてみましょう。・果物・蜂蜜・黒糖身近に買えるものだとこのあたりでしょうか。果物にはお茶との相性の良いものが沢山あります。芳醇な香りや酸味がお茶の香りと綺麗に混ざり合うと、本当に心地がよく自然と笑顔が。以前イベントで行った中国茶と中国スイーツのペアリングコースでも、お茶にとても合う、相性の良い果物を使ったスイーツを提供し、好評をいただきました。黒糖は砂糖の一種ではあるので砂糖の代替品としてはなんともいえませんが、素材の不純物を取り除いていないのでミネラルやビタミン等の沢山の栄養が含まれています。香りや味が強いので、相性の良いお茶とそうでないお茶とがあるので、少々気をつけた方がいいかもしれません。
砂糖の代わりになるもの
(蜂蜜)蜂蜜は美容にもとても良く、お茶と合わせることによって更に美容の効果を高めることができます。ふわ〜っと一息つきながらどんどんと綺麗になるような、そんな二つの幸せに同時に浸ってみてください。(果物)お茶に香りをつけて、ほのかに甘みを足すのであればスライスしたものを数枚入れてみましょう。しっかりと果物感を味わいたい時は、ミキサーで砕いたものを合わせてみてください。市販のジュースは香料が入っていたり、加糖されているものが多く、あまり相性がよくありません。とはいえ果物といっても酸味のあるもの、甘味の強いもの、芳醇な香り、柑橘系のものと様々な種類があり、お茶との相性も様々なので以下にHaaで取り扱っているお茶と相性の良い果物を挙げてみます。鳳凰単叢蜜蘭香: ライチ / スイカ鳳凰単叢鴨屎香: 白桃 / 洋梨白牡丹: 和梨茉莉花茶: レモン(黒糖)黒糖自体が重くて複雑な香りを持っているので、香りの軽いものや華やかなお茶との相性があまり良くありません。こちらも紅茶や烏龍茶といった色や香りの濃いお茶との相性が比較的良いです。反対に緑茶や白茶、色の薄い烏龍茶などとの相性はあまりよくありません。黒糖の香りが強すぎて、繊細な味のお茶が負けてしまうからです。それに色の薄いお茶に溶かすと、お茶の色が暗くなってしまうのも少しだけ勿体ないですよね。プーアル茶のような重厚で濃い香りのお茶との相性もとても良いので、ぜひお試しください。
中国茶を使ったアレンジ
紅茶「正山小種」はバラのような艶やかな香りと、とても長く尾を引く余韻が特徴です。この紅茶に少しだけミルクと蜂蜜を入れてくるっと3回かき混ぜれば、今晩はそれだけで大満足。ほっこりこっくり身体の芯まで温まります。正山小種: 1pcお湯: 150ml牛乳: 50mlティースプーン: 2杯シナモン: 1振り①お湯で温めたマグカップにティーバッグを入れて、沸騰したお湯を150ml注ぎ2分半蒸らす。②ティーバッグを抜き取り、ティースプーン2杯分程度の蜂蜜を入れてかき混ぜる。③ミルクを入れる。(電子レンジで少しだけミルクを温めておくとお茶が冷めません)④お好みでシナモンを1振り。エレガントな香りのミルクティーが更にエレガントな仕上がりに。知っているようで新しいミルクティーをお楽しみください。質の高いお茶はストレートで飲むのが一番の方法かもしれませんが、少し手を加えてみると面白いくらい方向性が変わることがあります。良いお茶特有の余韻は、甘くしても邪魔されることは殆どないので少し雰囲気を変えてみたい時は是非とも挑戦してみてください。Photo: Rintaro Kanemoto中国茶専門店Haaは、公式通販オンラインストアにて販売しています。最新のブランド情報はニュースレターにご登録をいただくか、インスタグラムのご確認をお願いいたします。
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