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中国茶の分類 | 白茶「優しい甘さか味わい深い喉越しか」

目次

「中国茶はどのように健康に良いんですか?」
こちらはよく寄せられる質問の一つです。

この答えはとても難しく、中国茶には様々な種類のお茶が存在しており、どのように身体に良く、どのような時に飲むのが適しているのかもそれぞれです。

今回の記事では特に健康や美容に良いと言われている「白茶」について紹介します。

おそらく「白茶」という言葉を初めて聞く人も多いのではないでしょうか。
知名度がまだまだ低いお茶ですが、欧米圏では「White Tea」として段々と人気と知名度を広げています。

中国茶の中でも一番の好みが白茶という人もいるくらい美味しいお茶なので、ぜひこの機会に興味を持っていただければと思います。

中国茶にどのようなものがあるのかは、こちらの記事をお読みください。

【関連記事】中国茶の種類一覧と品種による違いや特徴について >







一般的な白茶の基礎知識



まず白茶とはどのようなお茶なのかを簡単に説明致します。その名前の通り、抽出したお茶の色がミルクのように白いのでしょうか?

最初に白茶を見た時に、皆さん驚かれるのですが、白茶は決して白色の水色(抽出したお茶の色)をしている訳ではありません。お茶の色は熟成の年数や、白茶に使われる茶の部位によって違いはありますが、澄んだ黄色〜黄土色のものが多いです。では、何故このお茶は白茶と呼ばれているのでしょうか?

白茶に使用されるお茶の品種は、葉と特に芽の部分に白いフワフワとした産毛が沢山見受けられます。お茶に産毛があると知ると、驚く方がいるのですが、高級な日本茶を淹れた時に、水面に浮かぶホコリのようなものもお茶の産毛なのです。

しかし、白茶に使われる品種のお茶はその産毛の量がとても多く、乾燥させた茶葉の産毛が白く輝いて見えるために白茶と呼ばれています。

茶葉自体が持っている酵素(これが茶葉を発酵させていきます)の働きを止めたり、促したりというコントロールをして緑茶や紅茶、烏龍茶のような様々な種類のお茶が出来上がります。この際には茶葉を揉んだり、切ったり、揺すったり、熱を加えたりと様々な方法で手を加えます。

白茶は上記のような加工をせず、ただ萎凋(葉を萎れさせて、お茶の香りを引き出す工程)と、乾燥のみで仕上げます。とても原始的で単純な作り方なので、お茶そのものの味を楽しめると言っても差し支えないかもしれません。

作り方がシンプルな分、原材料の質がお茶の味を決める一つの大きな要素となります。また、製茶の工程も複雑ではない反面、美味しい白茶を作ろうとすると高い萎凋の技術が求められます。萎凋がうまくいかないと、青臭くなったり、蒸れたような香りになってしまいます。

白茶にも非常に安いものがありますが、なかなか白茶として美味しいものに出会う事は難しくなってしまいます。上質な材料を使い、上手に製茶された白茶は非常に優しく繊細な甘い味を楽しむことが出来ます。

まだまだ希少なお茶と言われることもありますが、その人気から生産量が年々増えており、中国で生産される全てのお茶の1割程を占めるようになってきました。



グラスに入れられた白茶

白茶の種類と特徴について



白茶の種類分けについてですが、特定の産地や使用されるお茶の部位の比率によって種類分けがなされることが多いです。大まかにですが、以下の4種類に分けられることが多いので覚えておいてください。


(白毫銀針)
お茶の芽のみを使用した白茶の中では最高級のお茶とされています。生産量の少ない芽の部分を一つ一つ手で摘んで収穫する、非常に価値の高いお茶です。雑味と癖が極端に少なく、水色と同じように飲みごこちも非常に透き通っています。
とてもとても上質な白湯のような感覚でお飲み頂けるので、朝、白湯で腸を温めるようにお飲み頂くのがお勧めです。

(白牡丹)
お茶の芽と、葉の部分をどちらも使用したお茶になります。白豪銀針を思わせるお茶の芽由来の優しい甘みと、茶葉を含むことによってもたらされる飲みごたえのどちらも楽しむことの出来るお茶です。バランスが良く、香りも花を感じるものやお米のような優しい香りを感じるものも多いので白茶の中では一番ファンの多いお茶だと思います。

(貢眉 / 寿眉)
貢眉や寿眉と呼ばれる白茶はお茶の葉や枝を多く含んだお茶になります。白豪銀針や白牡丹が持つような繊細な旨味や香りというよりも、しっかりとした飲み応えを楽しむことができるお茶です。上質な貢眉や寿眉を飲むと、落ち着いた味の中にもどこか花のような香りを感じます。香港等の地域では毎日飲むような気軽なお茶として、食事のお供にとても人気があります。


白茶は加熱をしておらず、茶葉自体が持つ酵素がまだ生きています。それ故に、製茶されたてのお茶と数年熟成させたお茶では全くと言っても差し支えがない程、違う表情を見せてくれます。これは熟成では無く、発酵と言われることもあります。

新しいお茶は、まだ茶葉にしっかりとした緑色が残っています。味や香りに関しても若々しさや青さを感じることがあります。熟成が進んでいくと、色がどんどん褐色へと変化していきます。それと共にどんどんとまろやかな味へと移り変わっていきます。(紅茶のような香りがほんのりとしてきます。)

まだ青さが残っているくらいの固いバナナが好きな人がいたり、熟成が進んで甘く柔らかくなっているものが好きな人がいたりとそれぞれにファンがいるので、白茶も若いものか熟成したものどちらが美味しいというのは言えませんが、白茶の熟成を理解しておくとお茶を選ぶ際に少し楽しくなります。



置かれたひとつまみの茶葉

注目される高い美容効果



「1年茶、3年薬、7年宝」

中国にはこのような白茶にまつわる言葉があります。熟成が進むにつれて価値も高くなり、薬のような効果も期待できるという意味の言葉なのですが、その通り白茶には高い健康効果があります。

白茶は欧米では美容に良いお茶として知られており、日本でもその美容効果がどんどん注目され始めるようになってきました。高い抗酸化作用を持つ白茶は、肌のハリや艶を保たせたりする効果があります。強い日ざしで傷んだ髪や肌の修復を促進させてくれます。

ビタミンやミネラル類も多く含まれており、様々な方面からアンチエイジングのサポートをしてくれることを期待できます。また、白茶には身体の熱を冷ましてくれる効果があるので、夏に欲しくなってしまう糖分を多く含んだ清涼飲料水の代わりに飲んでみてはどうでしょうか?ひと夏しっかりと続ければ、肌や内臓に大きな変化が見られると思います。

二日酔いをかなり楽にしてくれるので、飲みすぎてしまった次の日にもどうでしょうか?アルコールを分解する際に失う栄養素も補ってくれるので、チェイサーの代わりに白茶を飲むと不快な二日酔いにもなりにくくなります。



マグカップに淹れられた白茶

美味しい淹れ方と選び方



白茶にも様々な種類のものがあるとお伝えいたしましたが、それぞれにオススメの飲み方があるのでご紹介させて頂きます。白豪銀針や芽を沢山使った白牡丹は、優しい飲み口なので朝に白湯の代わりに飲むのはいかがでしょうか。カフェインを比較的多く含むので、朝のスターターとしても最適ではありますが、反対に強めのカフェインが胃を痛めてしまうこともありますので、空腹時の飲み過ぎには注意して下さいね。

貢眉や寿眉はほろ苦さや、しっかりとした飲み応えもあるので、ご飯のお供や日常飲みにおすすめです。

あまり馴染みのない白茶について、少しは興味が湧きましたか?

「美容に良いお茶」という謳い文句が先行してしまうことの多い白茶ですが、上質な白茶は香りと味に全くトゲがなく、その優しい飲み口にファンも大勢います。

他人に対してずるい事をしてしまったり、自分の嫌なところが受け入れられない。そんな時には優しくて穏やかな白茶を口に含んで、ゆっくりと飲み干してみて下さい。嫌な気持ちまで一緒にスーッと流れて、気に入らなかった自分のことを少し好きになれるかもしれません。白茶はなんだか、懐の広いお茶だなぁといつも飲む度に思わせてくれます。

そんな白茶のことを少しでも多くの人に知って貰えたらいいですね。



Photo: Rintaro Kanemoto



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