秋も段々と深まり、肌寒さをひしひしと感じる季節になりました。外出をする機会が減ってしまったこの1年、ご自宅でのお気に入りの過ごし方を見つける事ができましたか?
今まであまり読んでこなかったジャンルの映画を見たり、本を読んだり、お菓子作りや料理研究など。
飲み物に関してはいかがでしょうか?クラフトビールを飲み比べてみたり、お気に入りの豆を挽きコーヒーを入れてみたり。茶器を使い、これまで飲んだことのないお茶に挑戦された方はいませんか?
土曜日に営業するお店でも、中国茶の美味しい淹れ方を知りたいというお客様の声をよく聞きます。
「茶器の選び方が分からない。」
「淹れ方が難しそうで手を出せない。」
今回はそんな初心者の方でも分かる、簡単で美味しい中国茶の淹れ方をご紹介します。
入門セット | 準備しておくもの
・茶壷 or 蓋碗
茶壷でも蓋碗でもOKですが、最初は茶壺の方が簡単かもしれません。日本茶の急須でも代用はできますが、保温性を高める為になるべく小型のものがおすすめです。
※今回はあつかいが簡単で、手に入りやすい茶壺を使いました。
・茶杯(お猪口のような小さな湯呑み)
一人で飲むなら茶杯を使わずに、コップやマグカップでもかまかまいません。
・水
浄水か硬度の低い軟水
・茶葉
100mlに対して1.5-2.5g程度
(あれば嬉しいもの)
・茶海(茶壺や蓋碗で淹れた味の濃さを均等にするための、茶器)
・茶こし
茶器や細かい所作など、深堀すればきりがないのが中国茶ですが、「お茶を美味しくいれること」が一番大切にされています。

美味しさ引き出す基本的な淹れ方
①お湯を一度沸騰させます。
80度のお湯を使う場合も、一度沸騰させましょう。沸騰させることにより硬度が下がり水がまろやかになります。また水道水を使用する場合はカルキの匂いが取れて、より香り高く淹れることが出来ます。
②茶器を温める(お湯を半分ほど入れる)
冷えた茶器にお湯を注ぐと10度近く温度が下がってしまいます。温度が低くなってしまうと香りを引き出しきれないことがあります。
③適量の茶葉を茶器に入れてお湯を注ぐ
・緑茶は苦味出やすいので80-85度
・白茶、花茶は90度
・それ以外の茶葉は100度
の熱湯でいれましょう。
④茶壺にお湯を回しかける
茶壺の中の温度が外気によって下がらないように、熱湯を少量回しかけます。
この手順は省略してもかまいません。
⑤30秒ほど蒸らす
お湯を注ぎ、30秒程度で茶海にお茶を移してください。茶海を使う事で、濃さが均一になり、茶葉が湯に浸かり続けるのを防ぎます。茶海が無い場合は、コップやマグカップでも代用が可能です。注ぐお湯の量を一度で出し切れる量にしてください。
※必須ではありませんがお湯の温度を高く保てれば、香り高いお茶を入れる事ができます。
③〜⑤を繰り返します。抽出時間は繰り返すたびに少しずつ長くしてみて下さい。
(洗茶について)
実は、③の工程の前に「洗茶」をはさむ場合があります。洗茶は茶器に入れた茶葉にお湯を注ぎ、数秒程度でそのお湯を捨てて茶葉をすすぐことを言います。
茶葉の加工や保管の環境が悪く泥やホコリが茶葉に混じっていたり、多くの農薬が使用されていた時期があったことからこのような習慣が生まれました。ただ、現在ではこのような問題はほとんどなくっているので、必ずしも必要なものでは無くなりましたが、洗茶にはもう一つメリットがあります。
それは、茶葉を開かせること。開かせるというのは、茶葉にお湯を通して香りをより引き出しやすい状態にするという意味です。固められている茶葉や、堅く揉み込まれた茶葉には洗茶をするのがオススメです。
※反対に緑茶は旨味が流れやすいので、洗茶をしないのが◎
「美味しい」は人によってさまざま
苦味や香りを強く出すのを「美味しい」と感じる方や、薄く控えめに出した方がより「美味しい」と感じる人もいるのでは。
・茶葉の量が多い→濃いお茶になる
・抽出時間が長い→濃いお茶になる
・温度が高い→香りを引き出しやすい反面、苦味や渋みも出やすくなる。
あまり難しいことは考えずに、自分の「美味しい」と思うお茶をご友人やご家族に振る舞ってみてもいいかもしれません。人生最初の1杯目、それがあなたの思い出になりますように。
Photo: Rintaro Kanemoto
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中国茶だけでなく、お茶について興味を持っていただいてくださる方々が増えて本当に嬉しい限りです。今ではインターネットを開けばお茶に関しての様々な情報が手に入りますが、お茶の情報は玉石混交で、情報源を間違えてしまうと誤った知識を身につけることになってしまいます。HaaのWEBメディアでも中国茶の情報は公開していますが、掲載できる情報に限りがあり、紙媒体が性に合うなんて方も少なくありません。今回の記事では初心者向けのものから、もう少し先のことを知りたい人におすすめのお茶に関する書籍を紹介しています。どの本を選べば良いのかわからない、そんな時はこちらを参考にしてみてください。
初心者の方におすすめ
(世界一わかりやすい中国茶のはじめかた:自由なスタイルで楽しむ実践型ガイドブック)様々な中国茶の解説本が出ていますが、とても丁寧なお茶の淹れ方しか掲載されてないことが多いです。とりあえず中国茶のことをもう少し知ってみたい、という方にとっては逆にプレッシャーになってしまうことも。こちらの本はしっかりとしたお茶の淹れ方や知識も学べつつ、もっと自由な方法で中国茶を楽しんでいいんだと、初めてお茶を淹れる際に入ってしまう肩の力まで取り除いてくれます。淹れ方だけでなく、お茶の種類や概要、豆知識なども書いてあり、これ一冊で中国茶のあれこれは網羅できます。分かりやすい図や可愛い絵が沢山使われているので、難しい知識でもスーッとはいってきます。著者: ゆえじちゃんこ詳しく見る >
お茶に共通する空気感
(The Time of Tea)写真集は貴族文化より継承されたお茶の文化や、庶民のお茶のシーンまでがランダムに掲載されており、お茶の前では人間や文化に優劣が存在しないというような作者のメッセージが伝わってきます。お茶に共通するどこか優しい空気感もしっかりと伝わってくる、本当に素敵な1冊です。ジャケットも素敵な本なので、インテリアとして置いとくだけでもお部屋の空気がほわっと優しくなります。著者: ドミニク・T・パスカリーニ / ブルーノ・スエット詳しく見る >
お茶のことをもっと知りたい
(お茶の科学 「色・香り・味」を生み出す茶葉のひみつ)お茶のことを少し学ぶと色々な疑問にぶつかりますよね。例えば「紅茶は発酵しているので色が褐色になります。」というところまでは、多くの中国茶の本やお茶の本にも記載されています。しかし、なぜ発酵すると色が変わるのか、までは書かれていないので、それ以上知識を深めることが難しいかもしれません。そこでおすすめしたいのがこの本です。こちらの本ではお茶についての様々なことが科学的に、またはデータを用いて説明されています。中国茶についてのみ書かれている訳ではないのですが、中国茶も「茶」の一つです。「茶」についての科学的な理解が深まれば、普段中国茶を飲んでいる時にふと疑問に思うことを簡単に解消できるでしょう。科学的に書かれていると言うと、難しそうに聞こえるかもしれませんが、聞き慣れない様な単語もしっかり説明が加えられているうえ、文章も比較的易しく書かれています。お茶の基本的なことを知った上で、さらに知識に深めたい方は必読の一冊です。著者: 大森正司詳しく見る >(ものがたり 茶と中国の思想)本を書いているのは、日本の中国茶の世界に大きな影響を与えた佐野典代さん。佐野さんがお茶を始められた1980年代からの中国茶行記と、唐代の茶人「陸羽」を中心とした様々な歴史的なストーリーがクロスオーバーしながら描かれています。茶と深く繋がっている中国思想にも、ここでは大きく触れられています。陸羽は世界で一番古い中国茶の専門書「茶経」を記した人としても知られています。茶経は文章量が多く、難度も高いので読むのにパワーが必要で諦める人も多いようですが、この本に触れてから読むと、とても読みやすくなるのではないでしょうか。佐野さんが書かれる文章は、1980年代の経済発展の進んでいない中国の混沌とした路地裏、茶畑を横切る緑の風の匂いがそのまま漂ってくるようです。旅行記としても、お茶の歴史や中国思想を学ぶ本としてもとてもおすすめです。読み終わったあとのスッキリ感は、まるで高級な緑茶を飲んだあとのようです。著者: 佐野典代詳しく見る >中国茶に関しては書籍で独学で学ぶことが出来ますが、やはり中国茶の醍醐味は香りです。様々な中国茶の香りに書籍では触れることが出来ないので、是非とも色々な種類のお茶を実際に口に運んでみてください。実際に飲みながら書籍で学ぶと、より多くの発見や学びに出会うことができるでしょう。新規のお取り扱いにご興味のある業者の方々も、お気軽にご連絡を頂けたら幸いです。Photo: Rintaro Kanemoto中国茶専門店Haaは、公式通販オンラインストアにて販売しています。最新のブランド情報はニュースレターにご登録をいただくか、インスタグラムのご確認をお願いいたします。
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「幸せなため息を、つこう」というコンセプトで上質な中国茶のティーバッグの販売を行っているHaa。茶器を持っていない方、お茶をゆっくりと入れる時間がない方、中国茶のことに興味があるけど右も左もわからない方。そんな方々に届いて欲しいHaaの中国茶。中国茶という嗜好品の世界への入り口に、または大切な人へのプレゼントに。とても奥の深い中国茶ですが、ティーバッグのオンライン販売だけではその良さを伝えきれない部分があります。そんな思いからポップアップイベントを不定期で開催し、中国茶の面白さや淹れたてのお茶の美味しさなどをお伝えしております。時にはお取り扱い店舗さんにお邪魔して、また別の機会では自分たちで一から企画をして。イベントの内容も様々で、ティースタンドのような気軽なものや、中国茶ペアリングのイベント、銭湯やクラフトジンといったお茶とは遠いところにあるようなものとのコラボまで。中国茶への敷居を低くし、中国茶の新たな楽しみ方を発見をしていただける企画を立ててきました。全てのイベントに共通しているのは、中国茶に触れたことのない人も、ある程度色々なお茶を飲んできた人でも楽しんで頂けるように企画を設計していることです。背筋をピンと伸ばしながら、流れる時間を楽しむような「静」の中国茶もあれば、お茶を片手に話して、笑って、写真を撮ってというような「動」の中国茶もあってもいいのかな、とそんなことを考えながら、企画をしています。この記事では今まで行なってきたイベントを数点紹介させていただきます。少しユニークなものもあるので、ゆるくて新しい刺激を探している方はぜひお声がけください。
中国茶スタンド
カップ1杯から楽しめるティースタンドを、様々なイベントスペースやコワーキングスペースといった様々な場所で頻繁に開催しています。オリジナルティードリンクや初めての方でも違いの分かりやすい品種などを数種類用意し、お茶の話を交えながらお客さんの目の前で、丁寧に抽出いたします。リラックス効果の高い種類のお茶を揃え、会話のお供や仕事のお供にとても好評を頂いています。小さなスペースでも開催出来るので、アパレルブランドの展示会といった異業種が活動される場所にお呼びいただくことも。お茶のメディアのCHAGOCOROにも、とあるイベントの様子が掲載されておりますので見てみて下さいね。
新茶割
クラフトジンのブランド「HOLON」と共に、香りに特化したお茶割を提供するイベントを日本橋のBnAスタンドさんにて開催しました。中国茶の戻り香と、複雑なボタニカルが香るジンの組み合わせがとても好評を頂き、今後もマイナーチェンジを経て継続して開催予定。香りを楽しむだけでなく、素敵な音楽の下、お茶酔いとお酒での酔いが交差しとても心地の良いイベントとなりました。
もったいない風呂
高円寺の銭湯「小杉湯」さんにて定期で行っていたイベントです。捨てられてしまう中国茶を銭湯の入浴剤代わりに使用し、中国茶のお風呂に浸るというもの。中国茶がもつ保湿効果やミネラルでの保温効果を直に体験できると、毎回参加して下さるお客様も数えきれないくらいいらっしゃいました。中国茶のお風呂で温まったあとには、銭湯の軒先でお茶を提供し、文字通り中国茶を全身で体感できる日本でも唯一無二の催し物となりました。本日ご紹介させて頂いた催し物や、記載以外のイベントに足を運んで下さったことがある方々、本当にありがとうございます。何度も顔を出して下さる方もいて、毎回色々なお茶の話をさせていただけるのは私たちにとっても非常に嬉しいことです。中国茶の新たな知識や発見を手土産に、少しお茶酔いを感じながら、ふわっとした感覚で帰路につく。そんな催し物をこれからも続けていきたいと思います。これからもお茶の輪がどんどんと繋がって、幸せなため息が日本の隅々まで、より多くの方々のところに広がっていきますように。場所を提供してくださる方や、コラボ等の企画はお声かけ下さい。柔らかく良い香りのする催し物を、一緒に企画いたしましょう。Photo: Rintaro Kanemoto中国茶専門店Haaは、公式通販オンラインストアにて販売しています。最新のブランド情報はニュースレターにご登録をいただくか、インスタグラムのご確認をお願いいたします。
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仕事から帰宅しソファに座った瞬間に、疲れがずーんっと襲ってきて、身体がソファに溶けて沈んでしまいそうな感覚を経験したことがありますか?そんな時に摂取する甘い食べ物や飲み物は何にも替え難く、身体の隅々の細胞までが糖分を必要としてたんだ、と気づかされてしまいます。とはいえ現代では疲れていない時でもついつい甘いものを口に運んでしまい、私たちの生活から甘いものは切っても切れない関係となっているように思えます。ちょっと罪悪感を感じながらも、一口、また一口とどんどんと口に運ばれていくスイーツや甘い飲み物。その罪悪感が最後ひとつまみのスパイスのように、より一層美味しさの上乗せになってしまうのも罪なものです。そんな経験をしたことのあるみなさまへ、我慢はほどほどに中国茶をお供にしてみませんか?スイーツに相性の良い中国茶を合わせると、ペアリングの効果によってスイーツとお茶のどちらもより美味しく感じるだけでなく、より健康的に甘いものを楽しむことができます。様々な種類のある中国茶ですが、血糖値の急上昇を抑えたり、脂肪の吸収を抑制してくれるものもあり、太りにくくする手助けをしてくれます。とはいえ、甘いものの食べ過ぎでは身体が喜ばないので、お茶もスイーツも適度な量を楽しんでくださいね。
中国茶にぴったりなスイーツ
中国茶の種類ごとにオススメのスイーツを選定してみました。お茶請け選びに困った際にはこちらを参考にしてみて下さい。(紅茶)紅茶のポリフェノールには血糖値の急上昇を抑える効果があり、甘いものと一緒に飲むと、糖尿病や肥満に繋がりにくくなります。また紅茶には濃厚な味や香りのものが多いので、同じ様に甘みや香りの強いものと好相性です◎ミルク系のスイーツとも相性が抜群。オススメのスイーツ:マドレーヌ、カヌレ、ワッフルなど(烏龍茶)烏龍茶には烏龍茶特有のポリフェノールが含まれています。ペットボトルで見かけるトクホの烏龍茶も、こちらのポリフェノールの効果によるもの。脂肪の吸収を抑えてくれるので、油分の強いスイーツを食べる際にはオススメです。烏龍茶の複雑で香ばしい香りが、ナッツ系のスイーツとの相性も。烏龍茶にも様々な発酵度のものがありますが、色の濃い烏龍茶の方が脂肪の吸収を抑える効果がより高いです。オススメのスイーツ:フロランタン、モンブランなど(黒茶 プーアル茶)黒茶というジャンルのお茶は菌を利用して発酵させたお茶で、日本ではプーアル茶が一番有名です。少し癖のある香りが特徴の黒茶ですが、肥満対策の効果は中国茶でもピカイチです。味や香りの好みが分かれてしまうお茶ですが、好きな人には嬉しい効果が沢山あるお茶です。お肉やワインなんかと合わせるのもとても粋なのですが、渋みや苦味が非常に弱いお茶ですので、スイーツであればそこまで甘みが強くなく、深い味わいのものがとても相性が良いです。オススメのスイーツ:ビターチョコレート、豆腐ドーナッツなど
中国茶を甘く簡単にアレンジ
中国茶は基本的には無糖で飲む飲み物です。しかし近年ではタピオカミルクティー、チーズティー、フルーツティーといったように、様々なアレンジで甘い飲み物へと進化して、皆様の手元に届くことも増えてきました。お茶のリラックスを感じながら、甘みを存分に楽しめるのが嬉しいですね。おうちで簡単に出来るアレンジティーの紹介です。ミルクティーはこれからの季節に最適ですね。ここでは紅茶を使ってのミルクティーの作り方を紹介していますが、華やかな香りの烏龍茶でも美味しく作ることが出来ます。取り扱っている烏龍茶ですと、鳳凰単叢鴨屎香で作ってみるのもおすすめです。ミルクティーを作る際は、いつもよりほんのり濃いめに抽出してみてください。ミルクティーのレシピはこちら >
中国茶そのものの甘みを楽しんで
甘いものはあまり食べない、好きじゃない、食べたいけども今は我慢。そんな方はゆっくりと集中して中国茶を味わってみてください。とても優しく深い甘さを感じることができます。この甘みはお茶に含まれるアミノ酸が寄与しており、特にテアニンというアミノ酸が深く関わっています。テアニンは昆布等に含まれているグルタミン酸という旨味成分と似ており、また強いリラックス効果を持っています。テアニンは特に緑茶や、芽の部分を多く使用した白茶に特に含まれています。白牡丹がテアニンを多く含んでいるので、優しい自然の甘みを体験してみたい方はぜひお試しください。みんな大好きな甘い食べ物や飲み物。今回の記事では少しでもヘルシーに楽しめるような方法をご紹介させていただきました。それでもやはり摂りすぎは身体の不調を招いてしまいます。適量をゆっくりと。それを忘れずに。たまには甘くて美味しいものを食べながら幸せなため息を、は〜っとついてみてはどうでしょうか。Photo: Rintaro Kanemoto中国茶専門店Haaは、公式通販オンラインストアにて販売しています。最新のブランド情報はニュースレターにご登録をいただくか、インスタグラムのご確認をお願いいたします。
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