中国茶は茶葉の発酵方法の違いにより、6種類に分類することが出来ます。そして、さらにもう1種類が存在しています。
それが「花茶」です。「中国茶といえば花が咲いたような、あれですよね」とよく言われるように、印象の強い花茶。
今回の記事では花茶とはいったいどのようなものなのかを説明していきます。
短時間で読めるように簡潔にまとめていますので、お茶を蒸らしている待ち時間にでもどうぞお楽しみ下さい。長く蒸らしすぎると渋みが出てしまうお茶もございますので、ゆっくりと読みたい方はお茶を片手にベッドに腰かけながらどうぞ。
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一般的な花茶の基礎知識
花茶とはその名の通り、花を使用したお茶です。しかし、花の使われ方は複数あり、中には少しみただけだと花茶だと分からないものもあります。どのような種類の花茶があるのかを下記にまとめてみました。
(花をそのまま飲むお茶)
これは花茶という名前の通り、乾燥した植物のお花をお湯で煎じて飲むものです。
花は蕾の状態で収穫されるのが一番香り良いタイミングと言われており、質の高いものは花が咲く直前に採摘されます。また、茶葉を使用している為、ノンカフェインで妊婦さんを始めとするカフェインを避けたい方にも安心して飲んでいただけます。
Haaでは杭白菊という菊のお花のお茶を取り扱っています。眼精疲労にも効くのでスマホの操作やパソコン仕事の多い現代人には、とてもおすすめです。
ex)菊花茶、薔薇茶、ハスの花茶
(花の香りを茶葉に吸着させたお茶)
ジャスミン茶がこのタイプでは一番有名なお茶。中国では茉莉花茶と呼ばれています。茶葉には周りの香りを吸収する特性が有り、それを活かして茉莉花の蕾の香りを何度も何度も吸着させます。
作られた産地によって多少の違いは有りますが、香りを移し終わった花は取り除かれることが多いので、見た目だけでは茉莉花茶かどうかは判断出来なくなります。
ジャスミンの花のお茶だと思われることが多いので、初めて茉莉花茶の茶葉を見た人は、驚くことでしょう。この他にも金木犀の香りを烏龍茶に移した、桂花烏龍茶などが有名です。
ex)茉莉花茶、桂花烏龍茶
目でも楽しむ工芸茶とは?
透明なポットやグラスにフワフワと漂う、お花を使った芸術作品のようなお茶を目にしたことがありますか?
白茶や緑茶などの茶葉と、菊やマリーゴールドなどの花を丁寧に一つ一つ職人さんによって手作業で束ねて乾燥したもので「工芸茶」と呼ばれています。
お湯を注げば茶葉が開き、中から綺麗なお花が漂い出てくるので、目でも香りでも楽しむことの出来る美しいお茶です。
中国茶といえば花茶、花茶といえば工芸茶と連想されることの多いお茶ですが、上記で述べたように工芸茶は花茶のほんの一部といえます。
まだ取り扱いをしていない工芸茶ですが、気分を晴れやかにしてくれるお茶なのでどこかで見かけた際にはぜひお試しください。
悩みに効く、身体に嬉しい効能も
花茶にも様々な種類がありますが、その中でも比較的手軽に入手が可能なものをご紹介します。
(茉莉花茶)
お花を使った中国茶でも一番の知名度を誇る、ジャスミン茶とも呼ばれるこちら。茉莉花の香気成分には女性ホルモンのバランスを整える成分が含まれており、女性特有の悩みを抱えている方に特に推したいお茶です。
Haaの茉莉花茶はとても旨味の強い茶葉を使用しているので、穏やかな夜にほっこりとしたひと時のお供にどうぞ。
ティーバッグはこちら >(菊花茶)
菊のお花のみを使用したお茶です。花が開いているもの、閉じている蕾のもの、黄色いお花、白いお花と様々な種類があるのですが、小さな蕾のものが香りも強く高級品とされています。
いずれにしてもお花だけを使用しているのでカフェインが入っておらず、寝る前にも。眼精疲労やアンチエイジングの効果も期待出来ます。
ティーバッグはこちら >

お花とお茶はとても相性がよく、イラストレーター大島悠さんとの限定ポップアップも開催しました。
花に囲まれ、花のお茶を飲む。忙しい日常の中にそんな華やかでリラックスのできる時間を確保してみてはいかがでしょうか。
Photo: Rintaro Kanemoto
中国茶専門店Haaは、
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過去10年程のエナジードリンクブームからの反動か、近年はノンカフェインの飲み物がフューチャーされるようになってきました。
みなさんはカフェインを摂取すると、体にどのような影響があるのかご存知でしょうか。今回の記事では、カフェインの効果や中国茶を中心に、カフェインが入っていない、または少ないお茶についても紹介させていただきます。日常的に飲むお茶のカフェインを気にされている方はぜひ参考にしてみてください。
摂取するメリットやデメリット
カフェインはコーヒーやお茶に含まれる天然成分の1つで、血管を拡張し血流を良くする効果があります。また、中枢神経にも作用して脳を覚醒させたり、疲労を感じにくくさせるという効果を持っています。朝にコーヒーを飲む人が多かったり、夜にコーヒーを飲むと眠れなくなってしまうのは、上記の作用によるものですね。余談になってしまいますが、カフェイン(caffeine)は英語で書くとピンとくるかもしれませんが、その文字列の通りコーヒーを語源としています。その反対に、お茶のリラックス成分や旨味成分として知られているアミノ酸であるテアニン(theanine)はお茶にしか含まれておらず、お茶を語源としているのがひと目で分かります。(カフェインを摂取するメリット)カフェインを摂取するメリットは次の通りです。・眠気がなくなる・疲労回復・鎮痛・ダイエット(カフェインを摂取するデメリット)一方、カフェインを短期的に過剰摂取したときのデメリットもあります。・めまい・心拍数の増加・不眠症・下痢・吐き気利尿作用もあるので、長時間の移動の前などは飲む量などに気をつけたいですね。またカフェインには依存性があるので、長期にわたって多くのカフェインを接種し続けると、病気や妊娠などでカフェインの接種を控えないといけないときに、少しの間苦しむことになってしまう人もいるかもしれません。とはいえ、現代社会ではカフェインを取らずに生活するのはなかなか難しいところですよね。よく妊娠中の女性はカフェインを摂取しない方がいいと言われます。これは妊婦が1日300mg以上という高濃度のカフェインを摂取することで、胎児の低体重化が起きる可能性が指摘されているからです。このことから、妊娠中はカフェインが含まれる飲み物を減らしたり、デカフェと呼ばれるカフェインの含有量が少ない飲み物を飲んだりすることをおすすめします。コップ一杯のお茶では問題のないカフェイン量とも言えますが、ノンカフェインや低カフェインでも美味しいお茶が沢山あるので、そちらに目を向けるもの良いかもしれません。
中国茶に含まれるカフェイン
中国茶にもカフェインが含まれていますが、お茶の種類によってカフェインの含有量に違いがあります。一般的にカフェインが多いとされているのは次の順番ですが、例外も多くありますので、参考程度に思っておいたほうがいいかもしれません。緑茶 | 白茶 > 紅茶 > 青茶 | 黒茶例えば白茶はカフェイン含有量が多いと言われることが多いですが、カフェインを多く含むお茶の芽だけで作られる「白豪銀針」と、カフェインをあまり含まない葉の部分を主に使用した「寿眉」では、同じ白茶でも前者の方がカフェインを多く含みます。また、花茶にはカフェインが含まれないと言われることもありますが、茉莉花茶のように茶葉を使用する花茶にはカフェインが含まれます。お茶にもコーヒーと同じくカフェインが含まれているのに、バキッと目が冴えることが少ないのはなぜか分かりますか?冒頭でもお話しましたが、お茶にはお茶特有のテアニンというリラックス成分が入っています。身体の力が抜け、所謂良い感じになるこの成分が、カフェインの興奮作用を緩和させるのです。どこか気持ちが緩く、でも頭はスッキリするのがお茶のカフェインの利き方なんですね。
カフェインを避けたい時に飲むお茶
(ノンカフェインのお茶)有名なノンカフェインのお茶は次の通りです。ルイボスティー: 南アフリカにしか生息しない植物から作られるお茶です。人工的にカフェインを除去したわけではなく、ルイボスそのものがノンカフェイン。甘い香りと爽やかな風味が楽しめます。杜仲茶(とちゅうちゃ): 古くから中国で健康維持に飲まれてきたお茶。血圧やコレステロール値を下げる効果も示唆され、特定保健用食品にも使われています。菊茶: 中国茶の花茶の一種。菊の花のみを使用しているので、カフェインはゼロ。小さなつぼみほど香りが高く高級品とされています。麦茶: 穀物である大麦を原料として作られているお茶。汗をかいたときに不足するミネラルが含まれているので、熱中症対策としておすすめですね。(カフェインが少ないお茶)カフェインが少ないお茶は次の通りです。ほうじ茶: 日本でもよく飲まれるお茶ですね。焙じる時にカフェインが少なくなることや、比較的カフェインの含有量が少ない茎や葉を使用することが多いためカフェインの少ないお茶に仕上がります。紅茶やプーアル茶: お茶は強く発酵しているもののほうが、カフェインの効きもマイルドになる傾向があります。紅茶や、麹菌で発酵させた熟プーアル茶などは比較的カフェインが少ないと言われています。しかし、芽を多く使ったお茶や、発酵の浅い生プーアル茶は多くカフェインを含むことがあるので注意が必要です。日本人は、比較的カフェインが効きにくい体質の方が多いと言われているものの、やはりそこは個人差があります。アルコールへの耐性と同じく、自分のカフェインへの耐性がどれくらいなのかを理解してお茶やコーヒーを楽しんでみてください。自分はカフェインがダメ、という方も、この記事で色々なノンカフェインのお茶や低カフェインのお茶を紹介したので、ぜひ試してください。カフェインに強い方も、そうでない方もみんながお茶を楽しめるようになっていただければとても嬉しいです。Photo: Rintaro Kanemoto中国茶専門店Haaは、公式通販オンラインストアにて販売しています。最新のブランド情報はニュースレターにご登録をいただくか、インスタグラムのご確認をお願いいたします。
記事を読む
中国茶だけでなく、お茶について興味を持っていただいてくださる方々が増えて本当に嬉しい限りです。今ではインターネットを開けばお茶に関しての様々な情報が手に入りますが、お茶の情報は玉石混交で、情報源を間違えてしまうと誤った知識を身につけることになってしまいます。HaaのWEBメディアでも中国茶の情報は公開していますが、掲載できる情報に限りがあり、紙媒体が性に合うなんて方も少なくありません。今回の記事では初心者向けのものから、もう少し先のことを知りたい人におすすめのお茶に関する書籍を紹介しています。どの本を選べば良いのかわからない、そんな時はこちらを参考にしてみてください。
初心者の方におすすめ
(世界一わかりやすい中国茶のはじめかた:自由なスタイルで楽しむ実践型ガイドブック)様々な中国茶の解説本が出ていますが、とても丁寧なお茶の淹れ方しか掲載されてないことが多いです。とりあえず中国茶のことをもう少し知ってみたい、という方にとっては逆にプレッシャーになってしまうことも。こちらの本はしっかりとしたお茶の淹れ方や知識も学べつつ、もっと自由な方法で中国茶を楽しんでいいんだと、初めてお茶を淹れる際に入ってしまう肩の力まで取り除いてくれます。淹れ方だけでなく、お茶の種類や概要、豆知識なども書いてあり、これ一冊で中国茶のあれこれは網羅できます。分かりやすい図や可愛い絵が沢山使われているので、難しい知識でもスーッとはいってきます。著者: ゆえじちゃんこ詳しく見る >
お茶に共通する空気感
(The Time of Tea)写真集は貴族文化より継承されたお茶の文化や、庶民のお茶のシーンまでがランダムに掲載されており、お茶の前では人間や文化に優劣が存在しないというような作者のメッセージが伝わってきます。お茶に共通するどこか優しい空気感もしっかりと伝わってくる、本当に素敵な1冊です。ジャケットも素敵な本なので、インテリアとして置いとくだけでもお部屋の空気がほわっと優しくなります。著者: ドミニク・T・パスカリーニ / ブルーノ・スエット詳しく見る >
お茶のことをもっと知りたい
(お茶の科学 「色・香り・味」を生み出す茶葉のひみつ)お茶のことを少し学ぶと色々な疑問にぶつかりますよね。例えば「紅茶は発酵しているので色が褐色になります。」というところまでは、多くの中国茶の本やお茶の本にも記載されています。しかし、なぜ発酵すると色が変わるのか、までは書かれていないので、それ以上知識を深めることが難しいかもしれません。そこでおすすめしたいのがこの本です。こちらの本ではお茶についての様々なことが科学的に、またはデータを用いて説明されています。中国茶についてのみ書かれている訳ではないのですが、中国茶も「茶」の一つです。「茶」についての科学的な理解が深まれば、普段中国茶を飲んでいる時にふと疑問に思うことを簡単に解消できるでしょう。科学的に書かれていると言うと、難しそうに聞こえるかもしれませんが、聞き慣れない様な単語もしっかり説明が加えられているうえ、文章も比較的易しく書かれています。お茶の基本的なことを知った上で、さらに知識に深めたい方は必読の一冊です。著者: 大森正司詳しく見る >(ものがたり 茶と中国の思想)本を書いているのは、日本の中国茶の世界に大きな影響を与えた佐野典代さん。佐野さんがお茶を始められた1980年代からの中国茶行記と、唐代の茶人「陸羽」を中心とした様々な歴史的なストーリーがクロスオーバーしながら描かれています。茶と深く繋がっている中国思想にも、ここでは大きく触れられています。陸羽は世界で一番古い中国茶の専門書「茶経」を記した人としても知られています。茶経は文章量が多く、難度も高いので読むのにパワーが必要で諦める人も多いようですが、この本に触れてから読むと、とても読みやすくなるのではないでしょうか。佐野さんが書かれる文章は、1980年代の経済発展の進んでいない中国の混沌とした路地裏、茶畑を横切る緑の風の匂いがそのまま漂ってくるようです。旅行記としても、お茶の歴史や中国思想を学ぶ本としてもとてもおすすめです。読み終わったあとのスッキリ感は、まるで高級な緑茶を飲んだあとのようです。著者: 佐野典代詳しく見る >中国茶に関しては書籍で独学で学ぶことが出来ますが、やはり中国茶の醍醐味は香りです。様々な中国茶の香りに書籍では触れることが出来ないので、是非とも色々な種類のお茶を実際に口に運んでみてください。実際に飲みながら書籍で学ぶと、より多くの発見や学びに出会うことができるでしょう。新規のお取り扱いにご興味のある業者の方々も、お気軽にご連絡を頂けたら幸いです。Photo: Rintaro Kanemoto中国茶専門店Haaは、公式通販オンラインストアにて販売しています。最新のブランド情報はニュースレターにご登録をいただくか、インスタグラムのご確認をお願いいたします。
記事を読む
Haaの写真を手がけていただいている写真家 金本凜太朗さん。金本さんの写真集が公式サイトで購入できるようになりました。レンズを通して金本さんが観る世界は、中国茶のようにどこか不思議で幾何学的。柔らかくて切ない。大人になってもう忘れてしまった、子供の頃に見たあの景色を思い出させてくれます。フワッと湯気が漂ってきそうな彼のアートワークは、Haaの世界観に今や欠かせない存在となっています。中国茶を片手にゆっくりと素敵な作品にふれてみてはいかがでしょうか?
breath
アートギャラリー、Gallery Sennenにて開催された同名の個展に合わせて制作したZine。初期から現在まで、ライフワークとして撮り続けているスナップ写真の中から厳選したものを掲載。何かをボーッと眺めていると見えてくる景色、というものがあるのではないだろうか。目を凝らしてみても、頑張って見ようとしてみてもだめ。ただ肩の力を抜いて、傍観者になってみる。探し出す景色ではなく、向こうからひょっこりとやって来る景色。見ようとしても見えないけども、見たことがある景色たち。金本さんらしさが凝縮された一冊です。この写真集を読んだ時に、数十年間忘れてしまっていた懐かしい匂いを、ふと思い出してしまいました。大人になってしまうってこういうことでしょうか。商品を見る >
good times
人生ゲームから小さな部品を取り出し、架空の街を再構築・撮影したZine。小さなおもちゃの車が何気なく通り過ぎる小さなおもちゃの建物に、静かに息が宿った。電車の窓から見える見慣れた小さな屋根の下にも、色々なドラマが渦巻いているんだと、改めて思わされる。これは、金本さんにしか撮れない写真ではないでしょうか。誰にでも見える景色を、誰も見たことのない角度で切り取ってくれるのは金本さんらしいです。人生ゲームを大人になってから、しかもこんな形で楽しむことが出来るとは思いませんでした。でも、久しぶりにワイワイ人生ゲームをしながら夢を見たいですね。商品を見る >
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「幸せなため息を、つこう」というコンセプトで上質な中国茶のティーバッグの販売を行っているHaa。茶器を持っていない方、お茶をゆっくりと入れる時間がない方、中国茶のことに興味があるけど右も左もわからない方。そんな方々に届いて欲しいHaaの中国茶。中国茶という嗜好品の世界への入り口に、または大切な人へのプレゼントに。とても奥の深い中国茶ですが、ティーバッグのオンライン販売だけではその良さを伝えきれない部分があります。そんな思いからポップアップイベントを不定期で開催し、中国茶の面白さや淹れたてのお茶の美味しさなどをお伝えしております。時にはお取り扱い店舗さんにお邪魔して、また別の機会では自分たちで一から企画をして。イベントの内容も様々で、ティースタンドのような気軽なものや、中国茶ペアリングのイベント、銭湯やクラフトジンといったお茶とは遠いところにあるようなものとのコラボまで。中国茶への敷居を低くし、中国茶の新たな楽しみ方を発見をしていただける企画を立ててきました。全てのイベントに共通しているのは、中国茶に触れたことのない人も、ある程度色々なお茶を飲んできた人でも楽しんで頂けるように企画を設計していることです。背筋をピンと伸ばしながら、流れる時間を楽しむような「静」の中国茶もあれば、お茶を片手に話して、笑って、写真を撮ってというような「動」の中国茶もあってもいいのかな、とそんなことを考えながら、企画をしています。この記事では今まで行なってきたイベントを数点紹介させていただきます。少しユニークなものもあるので、ゆるくて新しい刺激を探している方はぜひお声がけください。
中国茶スタンド
カップ1杯から楽しめるティースタンドを、様々なイベントスペースやコワーキングスペースといった様々な場所で頻繁に開催しています。オリジナルティードリンクや初めての方でも違いの分かりやすい品種などを数種類用意し、お茶の話を交えながらお客さんの目の前で、丁寧に抽出いたします。リラックス効果の高い種類のお茶を揃え、会話のお供や仕事のお供にとても好評を頂いています。小さなスペースでも開催出来るので、アパレルブランドの展示会といった異業種が活動される場所にお呼びいただくことも。お茶のメディアのCHAGOCOROにも、とあるイベントの様子が掲載されておりますので見てみて下さいね。
新茶割
クラフトジンのブランド「HOLON」と共に、香りに特化したお茶割を提供するイベントを日本橋のBnAスタンドさんにて開催しました。中国茶の戻り香と、複雑なボタニカルが香るジンの組み合わせがとても好評を頂き、今後もマイナーチェンジを経て継続して開催予定。香りを楽しむだけでなく、素敵な音楽の下、お茶酔いとお酒での酔いが交差しとても心地の良いイベントとなりました。
もったいない風呂
高円寺の銭湯「小杉湯」さんにて定期で行っていたイベントです。捨てられてしまう中国茶を銭湯の入浴剤代わりに使用し、中国茶のお風呂に浸るというもの。中国茶がもつ保湿効果やミネラルでの保温効果を直に体験できると、毎回参加して下さるお客様も数えきれないくらいいらっしゃいました。中国茶のお風呂で温まったあとには、銭湯の軒先でお茶を提供し、文字通り中国茶を全身で体感できる日本でも唯一無二の催し物となりました。本日ご紹介させて頂いた催し物や、記載以外のイベントに足を運んで下さったことがある方々、本当にありがとうございます。何度も顔を出して下さる方もいて、毎回色々なお茶の話をさせていただけるのは私たちにとっても非常に嬉しいことです。中国茶の新たな知識や発見を手土産に、少しお茶酔いを感じながら、ふわっとした感覚で帰路につく。そんな催し物をこれからも続けていきたいと思います。これからもお茶の輪がどんどんと繋がって、幸せなため息が日本の隅々まで、より多くの方々のところに広がっていきますように。場所を提供してくださる方や、コラボ等の企画はお声かけ下さい。柔らかく良い香りのする催し物を、一緒に企画いたしましょう。Photo: Rintaro Kanemoto中国茶専門店Haaは、公式通販オンラインストアにて販売しています。最新のブランド情報はニュースレターにご登録をいただくか、インスタグラムのご確認をお願いいたします。
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