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中国茶の種類一覧と品種による違いや特徴について

目次

柔らかな秋の褐色の景色から閑散とした冬への移り変わりと共に、薄手のジャケットから厚手のコートへと。

衣服と同じように飲みものに関しても、冷たいものではなく温かいものを飲む頻度が増えたのではないでしょうか。寒い時期の温かい飲み物は、単に身体を温める為に飲むわけではなく、何故か身体にスッと染み込んでとても美味しく感じますよね。

冬は「温かいお茶がより一層美味しく感じることの出来る季節」そう思い始めると、苦手だった冬がやって来るのが少し待ち遠しくなる気がします。


この記事は中国茶の種類を知るための第一歩。大きく「中国茶」とまとめられてしまうことが多く、どのような種類や特徴があるのか理解できない。そんな声をよく聞きます。そこで、全部で6種類+1種類(花茶)に分類がされている中国茶をわかりやすく説明します。

決してむずかしく専門性の高い内容にはしていませんのでお茶を片手にベットに横になりながら読むような気持ちで読んでみてください。







緑茶 | キレや爽やかな旨味



日本人にとっても身近な存在の緑茶ですが、中国茶にも緑茶があることは案外知られていないのではないでしょうか?中国茶といえば「烏龍茶」というイメージが湧くかもしれませんが、実は中国国内で最も生産、消費されているのは緑茶です。

緑茶は発酵を促す酵素の働きを止めるために、茶葉に熱を加える工程があります。そして、「中国茶の緑茶」と「日本茶の緑茶」ではその製法が少し異なります。


・中国の緑茶: 釜で炒って熱を与える → 様々な香り、キレ
・日本の緑茶: 蒸気で蒸して熱を加える → 旨味、深み


一概には言えませんが、コクや強い旨味を感じたいなら日本の緑茶。キレや爽やかな旨味を感じたいなら中国の緑茶。そう覚えておいても良いかもしれません。製法の違いによりそれぞれの長所を楽しむことができます。




(西湖龍井)

緑茶緑茶の最高峰。炒った豆のような香ばしい香りをお楽しみ下さい。アミノ酸含有量が他の緑茶よりも多く、上品でありながら強い旨味を感じる緑茶です。
産地: 浙江省

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(安吉白茶)

茶葉の色が白味がかっている「白葉種」という品種の茶葉が使用されている緑茶です。春の新茶特有の、若々しくフルーティな香りをお楽しみください。
産地: 浙江省

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烏龍茶 | 驚くような香りの広がり



「中国茶」という言葉を聞くと、「烏龍茶」というキーワードが頭に浮かぶのではないでしょうか。

しかし、中国茶全体での生産量は僅か10パーセント前後。沢山作られているものではありません。ではなぜ多くの人が烏龍茶に魅せられ、中国茶=烏龍茶のイメージを持っているのでしょうか。

烏龍茶はそのほとんどが福建省北部、福建省南部、広東省で生産されています。そして、その品種は1000種類近くまで分ける事が出来るとされています。同じ烏龍茶とでも、茶葉の形状、色、香りは産地や品種によって全く違うお茶と感じてしまうくらいの多様性があります。

驚くような香りの広がりを持つ烏龍茶は、中国茶の醍醐味でもある「香りを楽しむ」という点においては中国茶の王様のようなものかもしれません。

中国茶=烏龍茶のイメージを作り上げたペットボトルの烏龍茶は、日本ではコンビニで買える程とても愛されていますが、あれはまだまだ烏龍茶の入り口のようなものです。果実のような香りや花のような、大地の力強さを感じるような香りを持つ多種多様で美味しい烏龍茶が待っています。


(鳳凰単叢鴨糞香)

口に含んだ瞬間のマスカットや桃のような甘い芳醇な香り。その後に抜けるミルクのような濃厚な香りは「烏龍茶」のイメージをがらりと変えるはずです。
産地: 広東省

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(岩茶春蘭)

春蘭はしっかりとしたボディを持ち、華やかさとナッツのような香ばしさが口の中いっぱいに広がります。岩茶はミネラル分、ポリフェノール類がとても豊富で、一口飲めば身体中がポカポカに。フワッと感じる心地の良い「茶酔い」を体験しやすいお茶でもあります。
産地: 福建省

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ひとつまみの茶葉

花茶 | リラックスしたい時に最適



贅沢な気分に浸りたい、そんな時には花茶がおすすめです。
花そのものを煎じて飲む花茶(菊花茶、薔薇茶など)、花の香りを茶葉に移した花茶(茉莉花茶、桂花茶など)など種類は様々ありますが、どちらも花の生命力を感じる強い香りをまとっています。

花の香りには精神を落ち着かせる効果もあり、リラックスしたい時のアイテムとしても最適です。

グラスに咲いた花のようなお茶を見たことはありますか?
花や茶葉が手作業で編み込まれており、お湯を注ぐとひらいてその美しい姿を現す「工芸茶」と呼ばれるお茶があります。花がひらくと共に、芳しい花の香りに包み込まれます。

見ても、飲んでも、香っても。工芸茶も機会があれば試してくださいね。


(茉莉花茶)

緑茶をベースとしてるので、しっかりとした味わいと甘み。ペットボトルのジャスミン茶とは全くの別物です。
産地: 浙江省

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(杭白菊)

杭州で採れる白菊のつぼみを使用したお茶です。花が咲く一歩手前で摘まれたものは「胎菊」と呼ばれ、一番高級で香りが富んでいます。菊花茶は漢方としても飲用されており、非常に身体に優しいお茶として中国では知られています。

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紅茶 | 渋みが少なく、心地良い香り



深い深い紅茶の世界。

紅茶専門店を見かけたり、スーパーマーケットでティーバッグが販売されていたり。日本でもよく飲まれている紅茶は、生産量、消費量共に世界で一番です。
市場に出回っているものは、インドやスリランカ産のものが多く、中国で紅茶が作られているのを知らない方も多いのではないでしょうか。

中国の紅茶は香りがとても個性的で、バラ、シトラス、蜜、スイートポテトのような。渋みの少ない中国紅茶は喉にストンと落ち、心地良い香りが口の中に吐息と共に戻ってくるものがたくさんあります。

ミルクや砂糖など何も入れずに飲むことの多い中国紅茶ですが、美味しいお料理は素材の味で勝負をするように、一度飲めばなぜストレートで飲むのかを分かっていただけるに違いありません。新しい紅茶の魅力を発見していきましょう。


(滇紅大金芽)

苦味や渋みがほとんどなく、「スイートポテト」のような香りがする紅茶。茶葉が纏う金色の産毛は見ているだけで、贅沢な気分になれます。
産地: 雲南省

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茶葉のアップ

白茶 | 優しい華やかな香り



白茶?白いお茶?

「白茶」と聞いてもピンとこない方も多いかもしれないですが、「White Tea」として欧米圏や中国国内でも非常に人気の高まっているお茶です。生産量は少ないものの、需要の増加により生産量は高くなってきています。

萎凋 (天日や室内で葉を萎れさせて、酵素を活性化させる事)と乾燥のみで仕上げ、茶葉に美しい白い産毛が見えることから白茶と呼ばれるようになりました。製法がシンプルなので、お茶の品質は加工技術と茶葉のクオリティに大きく左右されます。

美味しい白茶はまるで「最高級の白湯」を飲んでいるかのような、トロッとした柔らかい口当たりと非常に優しい華やかな香りを持ち合わせています。抗酸化作用が強く、お肌にとても良い「美容」のお茶としれも知られています。


(白牡丹)

精製後3年ほど熟成させており、香りも味もとてもまろやかに仕上がっています。ほんのり香る「お餅のような香り」と「紅茶」を連想させるような優しい香りを探してみてください。抗酸化作用もとても強く、二日酔いの際にも是非おすすめしたいとても優しいお茶です。
産地: 福建省

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黒茶 | 微生物を利用して発酵



「黒茶」と呼ばれているこちらのお茶もあまり馴染みがないのではないでしょうか。「後発酵茶」とも呼ばれる「黒茶」ですが、では「プーアル茶」という名前には聞き覚えがありませんか?プーアル茶は黒茶のうちもっとも知名度のある種類です。

黒色に近い褐色を持つこのお茶は、茶葉に熱を加え自然発酵を止めた後、麹菌等の微生物を利用し発酵されたお茶です。香りのクセが強いものもあり好き嫌いの分かれるお茶ですが、微生物を使用しない製法もあり、とても飲みやすいお茶となっています。



茶杯に注がれたお茶ウッド系の香りや、トロピカルな香りなど香水にも人それぞれの好みがあるように、香りを楽しむ中国茶にもみなさんそれぞれの好みを見つける事が出来ると思います。緑茶でも烏龍茶でも白茶でも、まずは自分の好みの分類を見つけてみてはいかがでしょうか?

高いお茶や、美味しいと評価されているお茶が必ずしも自分にとって良いものだとは限りません。もっと自由に型にハマらず、自分が一番リラックス出来るようにお茶を楽しめばそれで良いと思います。その時の体調や気分に合わせて飲むお茶を変えてみるのも良いですね。

まだまだ寒さのピークではありませんが、今後のより一層お茶を美味しく感じる季節、自分の一番心地良い茶葉を見つけてみてください。


Photo: Rintaro Kanemoto



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